2016年07月01日

あがり症を改善しようとすると逆効果になる

みなさん、こんにちは。

今日はあがり症改善のセラピーの現場から、あがり症の解決イメージについてお話ししたいと思います。

解決イメージ? なにそれ?と思われたかもしれませんが、

実はこれがセラピーではかなり大切なのです。

あがり症が改善した状態がどのような状態であるか? そのイメージのことです。

それだったら、『緊張が出てこなくて、人前で話すときに落ち着いていられる』ってことでしょ?

と思った方。

そう。

そこです。

もしあなたが『緊張が出てこなくて、人前で話すときに落ち着いていられる』をゴールに、あがり症改善に取り組むと、

永遠にあがり症が改善しないどころか、むしろ症状が悪くなる可能性すらあります。


え? どうして?

と思われた方は今日の記事、しっかり読んでくださいね。


なぜ、あがり症の改善のイメージを『緊張が出てこなくて、人前で話すときに落ち着いていられる』をゴールに設定すると、解決しないどころかひどくなるのか?


その理由は、

緊張しないことなど不可能だからです。


人間である以上、慣れない場面だと多かれ少なかれ緊張します。

鼓動が早くなり、呼吸が浅くなります。

それは人間に備わった正しいメカニズムなのです。

100mを全速力で走ると呼吸が上がりますよね。心拍数も上がります。

暑いと汗が出ますよね。そして喉が乾きます。

それと同じことです。

だから、「人前に立っているのに緊張しない」というところに目標を設定すると、


実際に人前に立った時に、

あれ!? セラピーしたのに、やっぱりちょっと緊張してる?なぜだ! やばい!脈拍も上がってる!!と、些細な変化ばかりに気が行って、

それを止めようとしても止められない=自分がコントロール不能になったことに恐怖を感じて、


更に緊張が高める→更に心拍数が上がる→更に止めようと焦る→更に緊張が高まる→更に心拍数が上がる→


という無限ループにはまって、最終的にパニックのようになってしまうのです。


ですので、「緊張しない」ことをゴールにしては逆効果なのです。


じゃあポジティブに言い換えて「リラックスして話せる」にしたらいいんでしょう?


それも違います。


では、どんな解決イメージを持ってセラピーすると良いのでしょうか?


それは、「緊張してることを受け入れられる」という状態です。


「あぁ。今足が若干震えてるなぁ(^^)まぁ、いいや。」という状態です。


そこにゴール設定をすることで、震えを受け入れられるようになると、自然に震えが収まるようになっていきます。


その結果、次に同じ場に立つと、震えはもっと小さくなっていきます。

その次はほとんど震えなくなってるかもしれません。

そのようにして緊張が無くなっていくのです。

つまり、緊張が無くなるのは緊張を気にしないことの『結果』であって、緊張が無くすことそのものを目標に頑張ってはいけないということです。


実際にセラピーを際には、2重に解決を目指します。

1つ目は、実際に人前に立った時の現れる恐怖の解消です。

2つ目は、人前に立って震えたり緊張している自分を受け入れることに対する恐怖の解消です。

1つ目は原体験であり、

2つ目は原体験に反応している自分に対する反応(メタ認知)であり、自分を許せるか?という問題です。

この2つのレベルに働きかけることで、あがり症の改善がスムーズに進みます。


そして、その際の目標は「緊張しない」ではなく、「緊張している自分も許せる」です。

そこを忘れないで下さいね。

緊張する自分を許せるようにばれば、場数を踏むごとに緊張は治まっていきます。


でも、緊張している自分を許すのがなかなか難しい。

そう感じたとすれば、そこには過去のトラウマや心の傷があるのかもしれません。


それを根本から解消するためのセラピー(心理療法)があります。

対面の心理セラピーでは、このブログに書いている手法とはまた違った療法を使っています。


もしこのブログを読んで、一人で悩んで行き詰まっていらっしゃるようでしたら、専門家に頼ってくださいね。

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あがり症を解消して、人生をより楽しめるようになりますように。



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2013年10月06日

極端なあがり症や緊張症の本当の原因は?

私はプライベートでプレゼンやスピーチの練習をする場を持っていますが、そこに来られる方の多くは、

「人前で緊張せずに話せるようになりたい」という意図で練習に来られます。

そして、回数を重ねるごとに上達していかれます。場数を踏むことで改善して馴れていかるのです。

一方で私の本職は心理療法家です。

私のオフィスにはあがり症でお悩みの方が「何とかしてください!」と、藁をもすがる思いでお越しになられます。

・会社で部下を持つ立場でありながら極度のあがり症で手が震えて本当にみっともなくて困っている。

・スピーチも資格試験も不断はうまくいくのに、いつも本番になると頭が真っ白になって失敗する。

など、あがり症によって人生に非常に大きな損失を被っていらっしゃる方が多いのです。

そうした悩みを持って心理療法を受けに来られる方と、スピーチの練習会で自信を回復できる人との決定的な違いは、

どれほど場数を踏んでも全く改善の兆しが見えないということです。

何度も手と声が震わせながら話してきたにも関わらず、全く馴れてこないのです。

「深呼吸」や「格好を付けない」などといったアドバイスも全く受け付けないほどの圧倒的なパワーをもって震えやこわばりが身体を襲います。

ここで大切なのは、

心理療法を受けに来られるレベルの本格的なあがり症はふつうの「あがり」とは別のものだということです。

【本格的なあがり症の正体】

私はあることに気付いてからというもの、あがり症を改善することがとても上手くなりました。

場合によっては1,2度の心理療法で長年のあがり症が完全に消えてしまうこともあります。

その変化を生み出した気付きとは何か?

それは「本格的なあがり症」は「あがり」ではなく「トラウマ」であるということです。

過去に抱えきれないくらいの恐怖にさらされて、身体に強烈な震えのエネルギーが発生していながら筋肉が硬直しまった状態。

それがトラウマです。

身体にエネルギーが溜まったままになっているので、記憶がフラッシュバックしたり、身体感覚がフラッシュバックしたりすることがあります。

記憶のフラッシュバックはトラウマの反応として有名なので、それを体験された方は、自分はトラウマを持っていると認識して対策を取られます。

でも身体感覚のフラッシュバックがあるということは一般にはあまり理解されていません。

この身体感覚のフラッシュバックとは、身体の震えや硬直や頭が真っ白になる症状です。

つまり、一般的に言われている「あがり症」の症状なのです。

トラウマによる身体フラッシュバックを「あがり症」だと勘違いしていると、いくら心理療法を行っても良くなりません。

でも、トラウマだと理解して処置するとほんの数回で改善します。

あがり症だとご相談に来られた方の本当の原因を探ってみると、

・少年野球で監督の怒声がトラウマとして残っているケース。

・両親の夫婦げんかを幼いころに目撃してトラウマ化しているケース。

・いじめなどの暴力を受けたケース。


などが出てきます。

原因は様々でも、身体に震えの元のなるエネルギーを溜め込んでいるのは同じです。

そしてそれが、何かの不安(人前に立つなど)によって刺激されると、活性化して震えにとして再現されてしまいます。

長年身体の中に残ったままになっているトラウマエネルギーを開放してあげると、震えのエネルギー源が無くなるので一気に改善してしまいます。

自分でコントロールできないような、ひどいあがり症でお悩みの方は、トラウマの可能性があるので一度専門家(心理セラピスト)にご相談ください。

楽になって行かれる方が多いものです。

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2012年11月22日

【緊張対策】見られる側から見る側にポジションチェンジ

プレゼンやスピーチのトレーニング通じて、私は数多くの方のプレゼンやスピーチを見てきましたが、あがり症の方の話し方にはある特徴があります。

それは、「自分が見られている。」「ジャッジされている。」という意識がとても強いということです。

たくさんの人の前に立つことで、観客の視線が自分に突き刺さって、まるで自分が見世物になったような気分になってしまっているのです。

見世物ですからできるだけスマートな動きで、正しい言葉遣いで話すことに必死になり、目の前の観客には意識が行かずに、自分の中だけに意識が向いてしまいます。

そして「上手く話さないと! 変に思われていないかな?」と自意識過剰な自動思考がどんどん頭に浮かび上がってきます。

では、緊張しない人はどういう意識をされているのかとういと、こちらが見られているという意識と同じ程度か、あるいはそれ以上に、自分が観客を見ているという意識を持っているのです。

自分が見る人であり、観客は見られる人なのです。

つまり、これは対話している時の状態に近いですね。

スピーチの場面を。

・自分が見世物となる場面とするか。

・自分 対 観客のコミュニケーションの場とするか。

・あるいは、自分が観客を見て、自分の意見を観客に送り込む場とするか。

そもそもの捉え方が違うわけですね。

このように視線や意識の方向性(ベクトル)としてスピーチの場を捉えると、緊張を緩和するための対策も見えてきます。

例えば

【テクニック1】 最初に会場全体に質問を投げかける

そうすると、観客の意識が、質問を考える方向に、つまりは自分の頭の中に向かいます。自分に向けられていた意識のベクトルが観客ひとりひとりの内面に向かいますので、とても楽になります。

そして、誰かを指して答えてもらうと、自分が見世物なのではなく、観客が見世物であり、自分は判断する役割となり立場が逆転します。

問いかける人(自分)問いかけられる人(観客)という関係になることで、自分の方が立場が上になり、主導権を握ることができるのです。

人間は無意識レベルで、「どちらの立場が上か?」という判断をして、身体の反応をつくっています。

ですので、無意識が自分が主人で、観客は教えてあげる人達(弱者)だという判断をすると、筋肉の緊張を解いてリラックスしていきます。

それ以外にも

【テクニック2】アイテムを動かす

スピーチの始まりの挨拶する直前にマイクの位置を直したり、ペットボトルの水の位置を変えたり、資料を整えたり、アイテムを動かすことで、観客の無意識も、自分の無意識も、自分こそがこの場のリーダーであるという刷り込みをすることができます。

無意識には「共有の場のアイテムを動かせる人=その場の中のリーダー」となるのです。

こういった動作を使った無意識への刷り込みは、非常に効果があります。

そして次に、

【テクニック3】2人一組のワークをしてもらう

観客同士でワークを行うことで、観客は観客というポジションにとどまることができず、自分も相手を面白がらせないといけないポジションに移行します。サービス精神が出てきます。

それとともに場が和み、主体的にこのスピーチを聞こうという姿勢が整います。

そして、スピーチの面白さは、相手ペアの面白さにもよりますので、スピーチの責任を一人で背負い込まずに分散させることができます。

それだけで、かなりの心理的負担を軽減するるとは思いませんか?

それではまとめておきましょう。

【スピーチにおける緊張緩和対策】

・スピーチの場面を「自分 対 観客」の対話の場と考えるか、もしくは自分が観客を見ているという意識をする。

・スピーチの前に、マイクや水の位置などを動かして無意識下で主従関係を作る。

・観客に向かって質問を投げかけることで、自分に向かった意識の方向を変えつつ、主従関係をさらに強化する。

・2人一組〜4人一組のワークを入れることで、スピーチの責任を観客にも負わせる。


以上です。

スピーチやプレゼンの内容によっては、そのまま使えない部分があると思いますが、取り入れられる部分は取り入れていくことで、緊張を少しでも緩和できるように対策を取りましょう。

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2012年11月18日

緊張、あがり症克服トレーニング4 セルフイメージを更新する

緊張やあがり症の改善のためのトレーニングも、いよいよステップ4まできました。

ここからは自分の潜在意識のプログラムを変更するように働きかけていきます。

緊張症の改善のためにカウンセリング(心理療法)に来られる方のお話しを聞いていると、自分のことを「人前に立つなど恐れ多い」「話すのが苦手」な人間だと捉えている方がほとんどです。

セルフイメージ(自己像)がそうなのですから当然、人前に立った時には、その自己像に従って潜在意識が反応します。

具体的には「やばい! 間違った場に立っているぞ! 逃げろ!」と言って、緊急事態のサインを出すのです。

脈拍を高め、血液を回し筋肉を緊張させてくれます。

つまり、緊張症・あがり症というのは病気ではなく、安全を守ろうとする人間の機能なのです。

セルフイメージ通り身体は機能しているわけですから、その人には何の欠陥もありません。

使い方を間違えているだけで、身体や自律神経の機能はものすごく正常に働いているのです。

欠陥があるわけではなく正常に働いているのだから、使い方さえ変えればあがり症は改善されます。

パソコンで例えると、パソコンそのものは何の問題もなく正常に動いてくれている。でも間違ったソフトをインストールしてしまっているので、不都合が起こっているわけです。

その不必要なソフトを上書きして新しく役立つソフトをインストールしてあげれば良いのです。

そのための方法がセルフイメージ(自己像)の書き換えです。

◇ セルフイメージは書き換えられる

潜在意識は、自分はこういう人間だというイメージに従って、そのイメージに対して一貫性を保つように働いてくれています。

名講演家のセルフイメージなら、そのように身体は振る舞い、胸の力はゆるみ、声帯は広がり声は遠くまでのびのびと広がります

「自分は人前に立つような人間ではない!」というようなセルフイメージなら、人前に立つとパニックを起こして逃げようとしてくれます。

では、セルフイメージを変えるにはどうすれば良いのか。

方法は大きく分けて2つあります。

「過去の記憶を変える方法」と、「未来へのイメージを変える方法」です。

過去の記憶を変える方法では、これまでにスピーチで失敗した体験などを書き換えていきます。ですがこれは本格的な心理療法なので、また別の機会に改めてお話しします。

今回は「未来へのイメージを変える方法」をお伝えします。

それは、とてもシンプルですが、

アファーメーション(自己宣言)を使うことです。

・私は人と話すのがどんどん好きになってきている。

・私には人に伝えたいことがある。


などと声に出して言い続けることで、潜在意識はセルフイメージを上書きして変更していってくれます。

単純な方法ですが、一週間もすれば確実な効果を実感できます。

逆にアファーメーション無しで、高い自分を維持するのは至難の業だと思って頂いて良いでしょう。

私がこれまでにお会いしてきた方の中で、ビジネスで成功されていたり、エネルギーの高い自分を保ってらっしゃる方は、必ず何らかの形で「言葉による自己説得」をしています。

それによってセルフイメージを高く保ち続けているのです。

◇ 効果的なアファーメーションを作る3つのポイント

ここでアファーメーションを作るためのポイントを見ておきましょう。

・主語は一人称で書く

「私は〜」でも「俺は〜」でも構いません。もっともしっくり馴染みやすい言葉を使ってください。

・肯定形で書く。

私は緊張せずに話せます。 → 私はリラックスして話せます。

・現在進行形で書く。

語尾は「〜できます。」などが理想ですが、あまりに現状とかけ離れすぎて抵抗がある場合は、「〜になりつつあります。」としてください。

◇ 実際にやってみよう

それでは実際にやってみましょう。

ポイントは寝る前と起きた後にイメージしながら声に出して読むことです。

アファーメーションをより深く潜在意識に浸透させるには、催眠状態になることが一番です。

私のセッションでは催眠誘導して暗示を入れていくのですが、一人でやる場合は、寝入りや起きた直後に読み上げるようにしてください。その時の意識状態は催眠に近いので、アファーメーションが深くに浸透していきます。

以下のアファーメーションを使って下さい。

・私は人と話すのがどんどん好きになってきている。

・私には人に伝えたいことがある。

・私は人前に立って、リラックスして話を楽しむことができます。

・私の話を皆が心の底から聞きたがっています。

・私は名プレゼンターです。

・私は人前に立つと、自信が溢れて流暢に話すことができます。

・私は人前に立つのが好きになりつつあります。


他にもご自分でどんどん新しいアファーメーションを付け加えていって、あなただけのアファーメーションリストを作ってください。

スマートフォンなどに入れておくと、いつでも空き時間にアファーメーションの時間とすることができます。

本番一週間前は特に意識してアファーメーションを徹底しましょう。
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2012年10月17日

緊張に役立つNLP エクセレント・サークル

みなさん。こんにちは。心理セラピストのさはらです。

このブログでは心理セラピストのさはらが、根本的に緊張、あがり症を克服してしまうプログラムを順を追って紹介しています。

現在ステップ3まで紹介いたしましたが、それは継続して取り組んでもらうとして、今日は現場で役立つ即効性のある方法をご紹介したいと思います。

その方法はNLPという心理療法の体系の中ではとても有名なものです。

NLPとは、

N: ニューロ(神経)
L: リングイスティック(言語学的な)
P: プログラミング

と言われ、神経のメカニズムに基づいた自己変革の理論のことです。

身体感覚やイメージを用いて、自分の状態を変化させる方法を数多く扱っており、今ではビジネスや教育やプレゼンテーションなどの世界で利用されています。

もちろん、緊張やあがり症の改善にもとても効果的です。

今日ご紹介するのは、NLPの技法の中でもとてもシンプルで、軽い緊張を和らげる対策としましてはとても有効な方法をお伝えします。

スピーチやプレゼンの実戦練習をする際にも、この技法を使って実践を積むだけであがりはみるみるうちに改善していかれます。

それではご紹介しましょう。

◇ エクセレント・サークル

1)地面に自分が入れるくらいのサークル(円)を想像しましょう。その円に自分のパワーが引き出せそうな、好きな色を付けてください。

※ 個人的には円ではなくカプセルを作ってカプセルに入るほうが効果的だと感じていますので、そちらも試してください。

2)その中に入ると同時に、自分が自信に溢れている時の状態、うまくいったときの状態、能力が溢れ出ている時の状態を思い出し(発動させ)、サークルの中で自信や成功の感覚が満ち溢れた状態を実感します。

身体の感覚、眼から見える感じ、頭の中の自分の声も意識しておきましょう。

3)サークルから出てブレイク。身体を動かして自信の感覚をほどきます。

4)またサークルに入り、2)と3)を数回繰り返します。サークルに入ると自動的に自信が溢れた状態になるようにアンカリング(条件付け)が成されたらOKです。

◇ スピーチモードのスイッチができあがる

このサークルと色を覚えておいて、プレゼンやスピーチをする度に、地面にそれを思い描き、その中に入って自信を発動させた状態で話しましょう。

スピーチの最中は自分が動いたら、サークルも動いてついてくるようにイメージしましょう。

不思議と円の中に入ると自信と安心感に包まれるようになります。

サークルではなくカプセルを使ってみると、プレゼンの最中も体全体がカプセルに包まれていて、観客の視線がカプセルの表面に当たって自分は守られているような感覚になります。

ですので、プレゼンやスピーチの場合はサークルよりカプセルの方が有効だと感じています。

同じスピーチを練習をするにも、この技法を使って練習することで、スピーチモードの自分を条件付けできるので成長がとても早まります。

人前でサークルに入って観客と向き合うと、その瞬間にスイッチが入って、いつもの自分で以上に自信とオーラに包まれて話せるようになります。

是非使ってみてください。
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2012年10月14日

緊張、あがり症克服トレーニング3 目線と脳の配線をつなぎ替える

プレゼンテーションやスピーチの指導をしていると、最初は調子よくお話されていたのに、途中で緊張が始まって考えていた内容が飛んでしまい、頭が真っ白になる方がいらっしゃいます。

その瞬間は当然、焦ります。

「あぁ、あがってしまった! なんとかしなければ!」と焦ることで更にパニックになり、そして、この体験の記憶がトラウマになって人前に立つことが苦手になったり、「自分はあがり症なんだ」と結論付けて、自分のセルフイメージをあがり症に固定してしまいます。

頭の中の内容が飛んだ → 自分はあがるんだ。

と簡単に結論付けてしまうのです。

しかし、実はその思考が途切れてしまう体験というのは、必ずしもあがりや緊張によるものとは言えません。

では、なぜ考えてきた内容が飛んでしまうのでしょうか。

◇ 目線に秘密がある

脳の取り扱い説明書と呼ばれるNLP(神経言語プログラミング)の世界では、脳の働いてる場所と目線には強い結びつきがあると言われています。

例えば、昨日の朝ごはんを思い出そうとすると目線が左を向いたのが、明日のことを空想すると右を向く。

つまり

・記憶にアクセスすると目線は左

・空想をクリエイティブに広げると目線は右

などのパターンがあるわけです。

これはNLPの世界で「アイ・アクセシング・キュー」と呼ばれる理論ですが、実際に警察の取り調べなどで使われています。容疑者に様々な質問をして、目線の動きからその証言が真実(記憶)なのか嘘(空想)なのかを見分けるのです。

このように目線によって脳の使える場所が決まってくるわけですが、それがこのブログのテーマである「あがり症」にとても深い関係があります。

私たちは通常、頭を高速に働かせる時というのは、人と話している時、パソコンを打っている時、勉強している時、本を読んでいる時、などです。

つまり、

私たちは本やパソコンやノートを見るくらいの目の焦点の時に、最も思考を使えるように条件付けられています。

そして、声に出して話をするような脳の使い方という意味では、人と向き合って話すくらいの距離感(手を伸ばした先くらい)に目の焦点を合わせることで頭が回転して言葉が出やすくできています。

ですので、人前でのプレゼンやスピーチのように、5m以上離れたところに目の焦点を合わせて自分の思ったことを一方的に言葉にするなんて使い方は通常はできないのです。

脳はそもそも最初からそのようにはできていないのです。

だから、とっても不自然で無理があることなのです。

パソコンのモニターを見るような焦点距離で考えたスピーチ内容は、その焦点距離で働く脳の神経系の中に保存されていますから、遠くを見てそれを思い出そうとしてもなめらかには出てこないのです。

だから、いつものように頭が働かず内容が思い出せなかったり、内容が飛んでしまったりします。

そしてその瞬間にそれを、「あがり症だから!」と意味づけて、焦ってしまうわけです。

もちろんあがっているから思い出しにくいというのも原因の1つとしてはあります。

しかし試しに家で一人で遠くの壁を見ながら練習してみるとよく分かりますが、誰にも見られずにあがっていない状態だとしても、遠くに焦点を合わせて話すことはとても難しいことなのです。

これまでにこのような脳の使い方をしたことが無いのですから当然です。

これはちょうど外車を運転することに似ています。外車と日本車ではワイパーとウインカーの位置が逆です。ですので最初はウインカーを出そうとしてワイパーを動かしてしまうようなことが頻発します。

慣れていないので、最初は戸惑うのです。しかし、何度もクセづけるとやがては間違わなくなります。脳の中にその回路ができるのです。

スピーチでも同じです。

人前で緊張せずに流暢に話せるプロの講演家は、遠くに目線を合わせていながら頭や口をなめらかに働かせるように訓練したから、それができるのです。

最初は誰しも遠くの焦点を合わせて思考を動かすとギクシャクしますが、脳は驚くほど柔軟な器官ですので訓練さえすれば、外車の運転に馴れるようにすぐに使えるようになっていきます。

人前で話して、「またタドタドしかったな…。」とか「また言いたいこと飛んじゃったな…。」と思った時には、それをあがりではなく、脳の配線の問題だと思ってください。

そして家で練習する際は、できるだけ遠くに目線を合わせて、今思っていることを声に出して伝えてみてください。それだけでどんどん新しい脳の回路が作られていきます。

そうなると緊張やあがり症を発動させるトリガー(引き金)だった、「内容が飛ぶ」ということが無くなるのです。

是非やってください。
ラベル:NLP あがり症
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2012年10月11日

緊張、あがり症克服トレーニング2 あがり症を悪化させていませんか?

みなさんこんにちは。

今日は、緊張、あがり症克服トレーニング2としまして、前回に引き続き緊張を克服するための、根本的な前提についてお話しします。

緊張やあがり症の改善のための様々な心理療法がありますが、その効果を発揮するためにも、クリアしておかないといけない前提。

それは、緊張する場所から逃げてはならないということです。

あがり症を改善するために催眠療法を受けに来られた方などに、詳しくお話を聞きますと、「これまでの人生は緊張する場面から必死で逃げてきた」という方が多いのです。

発表のある日は学校休んだり、仕事で部下が増えて人前で話す機会が多くなったら仕事を変えたり、とにかく必死で逃げてきた。

でももうこれ以上は逃げ切れない。これ以上逃げていたら人生の選択肢がなくなってしまう。

そういう状態になって観念したかのように催眠を受けに来られるのです。

そういうタイプの方の緊張症状は、かなり程度のきついものになっています。なぜなら逃げるたびにあがり症が強化されるからです。

これはとても大切なことです。

緊張する現場から逃げるというパターンを作れば作るほど、実際の緊張は高まっていきます。

最初は人前で話してる時に手が震える程度だったものが、やがては人前で話す仕事の数日前から緊張するようになっていきます。

本番の数日前から緊張が続くなどは通常ではありえないことですが、逃げるということを繰り返すことで、そこまで緊張を高めることができるのです。

それにしても、どうして逃げるとあがり症が強まるのでしょうか?

そこにあがり症改善のヒントがあります。

◇ 作用するか作用されるか

こういうお話があります。

トンネルの崩壊事故で数十人がトンネルの中に閉じ込められてしまいました。閉じ込められた全員が数時間後に無事に救出されたのですが、その中には事故によってトラウマになった人とトラウマにならなかった人がいました。

その違いを調べてみると、暗いトンネルの中に閉じ込められている間の行動に違いがあったことが分かって来ました。

トラウマになった人は閉じ込められている間、ただ打ちひしがれて絶望して座っていたそうです。

トラウマにならなかった人は、とにかく体を動かして石をどけてみたりして、脱出するために少しでも可能性のある行動を起こし続けていたそうです。

主体的に行動するか、受動的になって打ちひしがれるている状態のままか、その違いがトラウマの傷を受けるかどうかを決定していたのです。

人間の潜在意識というものは、主体的に動いている限りは傷を負うことはほとんどありません。

しかし逃げたり打ちひしがれたりして動きを止めてしまうと、とても傷つきやすくなるのです。

先の緊張やあがり症の例もこれと全く同じ原理が働いています。

逃げれば逃げるほど想像の中で恐怖は拡大していき、人前で話すということがとてつもなく怖いものであるかのように思えてきます。

しかし下手でも緊張しながらでもいいから、主体的に人前で話すことにチャレンジしている限りは、失敗してもそれほど大きなダメージは受けません。

つまり

人前で話す役割をさせられていると思うか、自分が好んで人前で話す体験をしていると思うか。

その違いが、体験に作用されるのか、その体験に作用するのか、その根本的な違いを作ります。

人前で話す場面に対して、自分から主体的に決意して参加していくのであれば、場数を踏んでいくことでどんどん緊張反応も減ってきます。(緊張に対して自分が自分の目標を影響させていける)

しかしその体験から作用される受動的な被害者モードでいれば、何度場数を踏んでも常にその状況から被害を受け、場数を踏んでもあがり症の改善はほとんど望めません。(自分が緊張に影響される)

払っている努力はまったく同じでも、主体的か受動的か、その違いがそこまでの違いを生み出すのです。

とても大切な点なのでおさらいしておきましょう。

◇ まとめ

・人間の潜在意識は主体的に働きかけると強くなり傷つかない。影響を及ぼせる。

・逆に受動的な被害者モードになると弱くなり傷つきやすくなる。影響される。

そのため、緊張やあがり症改善には、人前で話すという体験を自分で選んで、自分で望んで、やりたいからやっているのだという主体性と、その選択に責任を持つ姿勢が大切です。

いやだけど仕事だからやらされているという経験をいくら積んでも、被害者モードが強化されるだけで、決して慣れてはいかないのです。

肉体的にその場に参加して同じスピーチをしていたとしても、心の姿勢として「望んでやっているのか」「強制でやらされているのか」その違いが決定的に重要なのです。

あがり症克服のための催眠療法を受けに来られたクライアントに、私はまず自分で望んでスピーチ上手を目指す!というコミットメント(腹を決めること)を求めます。そうしなければ改善が見込めないからです。

コミットして、会社で月一で回ってくる朝礼のスピーチも「自分で望んだ練習の場だ!やりたくてやってるんだ!」と考えるようにすると、様々な心理療法が効果を発揮していきます。

逆に言うとどんなすばらしい魔法のような心理療法も、こうした本人のコミットメントがなければ機能しないのです。

あがり症の被害者として「なんとか被害を最小化しよう!」という努力ではなく、「スピーチ上手になるために自分を成長させよう!」というところに目標を変更しましょう。

こうして、ようやくスタート地点に立つことができるわけです。

そういった心の姿勢を変えるには、アファーメーション(自己宣言)が役立つのですが、それはまた別の機会に。
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2012年10月06日

緊張、あがり症克服トレーニング1 頭の中で自己批判の声がする

みなさんこんにちは。
今日からは実際に、緊張やあがり症を実際に克服していくトレーニング法を順を追って説明して行きます。

その第一回となる今回は、あがり症を克服していくために、最も根本となる心の姿勢についてお話しします。

心理療法の世界にはあがり症に役立ついろんな方法がありますが、それらも今回お伝えする根本的な姿勢が無ければ上手く機能しません。

緊張やあがり症改善の土台となるお話しです。まずはそこからがスタートです。

それでは今日も始めて行きましょう。

◇◇ あがる人には特徴がある ◇◇

私はスピーチやプレゼンの指導を通して、これまでにたくさんの方の話し方を見てきました。

スピーチをしてもらってすぐに、どこが良くて、どこが改善点なのか、即座に相手に伝える必要があるため、

話し手の姿勢や言葉や目線、表情、さらには内臓の硬さから息遣いまで、ものすごく集中して観察します。

そうするとスピーチの観察眼が磨かれていきます。

そして、練習を繰り返しても緊張やあがり症がなかなか治らない人のスピーチを見ていると、ある種、独特の雰囲気があることに気づきます。

表情や身体の反応を見ていると、分かるのです。

この人は、自分の頭の中の思考やツッコミに乱されているのだな、と。

ある時までは順調に話せていたのに、自分の中にツッコミが入りだした途端に、みるみる緊張が高まり、崩れていくのです。

これは一体どういうことなのでしょうか?

◇◇ 「自動思考」という緊張の正体 ◇◇

頭の中に勝手に回る思考のことを、心理療法の世界では「自動思考」と言います。

人前で話していると、頭の中で「また面白くない話してる…。」「誰も聞いてないよ…」「失敗するんじゃないか?」などとキツい言葉が自分に襲いかかってきます。

しっかりと言語化されて聞き取れるとは限りませんが、なんとなくそのような印象が自分の意識に沸き起こり、それに反応して、身体の緊張でこわばり、心臓はドキドキして声が震え出すのです。

そして心臓のドキドキや手の震えなど緊張反応が出てくると、自動思考は余計に加速します。

「やばいぞ!やばいぞ! あがってきた。カッコ悪いぞ。みっともないぞ。」

更に、目の前の観客がつまらなさそうな表情をすると、それに反応して自動思考は更に強まります。

「退屈な話って思われてるよ!」「いつまで続けるの?」

こうして緊張が一定レベルを超えると、頭が真っ白になり、何を話すべきか分からなくなってパニック状態になります。

この体験によって、また新しいトラウマが刻まれるので、スピーチ体験を繰り返し、場数を踏むことでむしろ緊張やあがり症を強化してしまうわけです。

これは怖いことですね。では、いったいどうすれば良いのでしょうか?

この自動思考を止められれば、軽度のあがり症であればかなり解消します。

そのための根本的な方法を今回はお伝えします。

◇◇ 自動思考を緩める方法 ◇◇

こういった自動思考に襲われる方のカウンセリングで掘り下げると、だいたい理由は3つに分類できます。

(1)両親のいずれか(あるいはどちらも)の批判精神が高いケース。

特に多いのが、父親がテレビを観て「くだらん番組だなぁ。」とか「こいつらは、こんなしょうもないことでお金をもらって」と批判するケース。こういった親の批判を見て育つと潜在意識は、「目立ってしまうと人から攻撃される」という信念を学んでしまいます。

その結果、人前に立つと、ここは危険だ! 攻撃されるかもしれないぞ! とすぐに逃げるように自動思考や身体の反応を起こします。それが「あがり」や緊張という状態です。

(2)両親のどちらかに子供の頃からダメ出しをされ続けたケース。

何か少し失敗する度に、「ほら〜だから言ったでしょ!」とダメ出しをされる。何かの発表会の後も、褒めるよりまず、あそこがダメだったと批判される。
そうするとダメ出しする親の存在が、自分の心に内面化されて住み着くようになります。

親から受けた直接的な批判の声が、自分の自動思考となるケースです。

(2)自分自身が批判精神が旺盛な評論家になってしまっているケース。

テレビ、映画、本、人の会話、人の行動など、何かにつけて批評する癖がついている方は要注意です。

「この映画、キャスティングは素晴らしいけど、演出が10年前のままなんだよね。」などと、批評性を鍛えてきた方は、評論家として客席にいる分には良いのですが、

ひとたび自分が演台に上がると、これまで自分が相手に発した鋭い批評の矢が、一気に自分に襲いかかってきます。

研ぎ澄まされて鋭くなった自分の批評眼にかなうほどのスピーチなど、なかなかできるものではありません。こうして自分批評性の矢が自分に刺さり、毒が回って萎えてしまうのです。

批評眼を育てることは大事ですが、自分の実行力(ここではスピーチ能力)とのバランスを取る必要があります。

批評だけが高まり実行力が無いと、何かをするにつけ自分の未熟な行動に自分の中から批判が出てくるので練習の機会を奪われます。

以上3点です。いかがでしたでしょうか?

あがり症や過度の緊張を実感されている方は、少なくともどれか1つ、人によっては全てに当てはまるような方もいらっしゃると思います。

親がテレビに文句を言っていたのも、自分が批評を繰り返していたのも、それはつまり、自分は一生涯、観客席にいて演台には上がらないという前提での行動です。

もし自動思考を止めて緊張やあがり症から抜け出したければ、その生きる姿勢を抜本的に改めなければなりません。

私は観客ではなく、人前に立つ側の人間なんだと。

矢面に立つ、批評される側の人間として生きていくのだと。

そう覚悟を決めると、テレビの演者に対して容易な批判などできなくなります。

それは常に「自分と比べてどうか?」という問いが付きまとうからです。

「この役者演技下手だな。」と、これまでは気軽に言っていたかもしれません。

でも、自分の人前に立つ人間だと心底理解すると、演技をしたこともない自分がそんなことは言えません。

それは、潜在意識にとって、自分は観客だと宣言するに等しいからです。

◇◇ ワーク ◇◇

今後、一切の批判や批評に対して注意深くありましょう。

できるだけ批判はしないほうが良いでしょう。

どうしてもする場合は、それは同時に自分の潜在意識に言っているということを理解してください。

潜在意識がその批判を糧として、さらに向上していけるレベルの批判であればかまいません。

愛のある批判以外はしないことです。

そして誰かの失敗をフォローしてあげましょう。「失敗だけど、この部分は良かったよ。」と伝えてあげるのです。

自分の放った矢が自分に返ってくるように、人にして上げたフォローは自分を助けます。

潜在意識には自他を区別する力が無いと言われるのはそのためです。

以上を意識するだけで、どんどん自動思考は弱まっていきます。まずはこれが根本になりますので、意識してください。

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2012年09月30日

EFTで緊張やあがり症を改善する

今回は実際に緊張やあがり症の症状を克服するための方法をお伝えします。

あがり症や緊張症で悩むクライアントに対して、私はいくつもの心理療法を使ってアプローチします。

NLP(神経言語プログラミング)という脳の教育スキルを使って、潜在意識に正常な反応の仕方を刷り込んだり、

催眠療法を使って、深いリラクゼーションの状態でメンタルリハーサルを行ったり、

頭の中の声や思考パターンに働きかけたり、

あがり症にはたくさんの方向からアプローチする必要があるのですが、その1つに

・本当の怖れに対処する

というものがあります。

あがり症、緊張症というのは本能が危険を察知して、緊急事態だと判断している状態です。

ですが、人前でしゃべること自体は何の危険もありませんので、本人が察知している危険とは、本人の想像の中にあります。

それはつまり、

「もしかしたら◯◯になってしまうかもしれない!!」

という未来への不安や、

「もしかしたら◯◯と思われてるかもしれない!!」

という他人の心に対する恐れなのです。

であれば、自分が本当は何を恐れているのか? その未来への不安をしっかり明らかにして、しっかりと直視して馴れてしまえば良いわけです。

◇◇ あなたの恐れは何だろう? ◇◇

では、あなたは、どうなることを怖れることで「緊張」という状態を作っているのでしょうか?

「人に笑われるかもしれない。」

「くだらない奴だと思われる。」

「お前なんか人前に立つ資格が無い!と思われている。」

「緊張してる弱い奴、情けない奴だと思われる。」


では、そう思われることで、更にその先はどうなることを恐れているのでしょうか?

そういうと多くのクライアントは「うーーん・・・・・・・え〜〜〜〜〜っと・・・。」と悩み始めます。

あなたも少し考えてみましょう。

いろんな事を思われているかもしれませんが、その結果、どうなることを恐れているのでしょうか?

「友だちがいなくなる。」

「いつまでも情けない奴だったと記憶に刻まれる。」

「社内での評価が下がる。」

「自分がみじめで、自分のことが嫌いになる。」

「自分を責め続けてしまいそう。」


いろいろ考えられますね。

そして、更にその先に行ってみましょう。

そうなると、その先にどうなることを怖れていますか?

「う〜〜〜ん。」更に悩みますね。

そうやって、掘り下げるプロセスで出てきた全ての怖れ、そして最終的な大元の恐れ。

それらが渾然一体となって「あがり」「緊張」という防衛反応を作り出しているわけです。

ですので、こういった恐れに対して、恐れの感情を解消する心理療法を使えば、恐れの原因が無くなるわけです。

「でも恐れの感情を解消するなんて、そんなに簡単にできるの?」

はい。できます。

ここではEFT(Emotional Freedom Technique)という感情開放メソッドをお伝えしましょう。

◇◇ EFTであがり症を改善しよう ◇◇

EFTとは身体の経絡を刺激することでネガティブ感情を開放する、エネルギー心理学という分野の心理療法です。

3分ほどでできて、即効性がありながら効果は永続します。

youtubeにやり方のガイダンスがあるので、それを見ながら行なってみてください。



更に詳しくは、本も出ていますので、EFTの理論的なことや本格的なテクニックはこちらの本で学んでください。

心にタッピング EFTエネルギー療法―思いやりの言葉 やさしい指から愛を感じる [単行本] / ブレンダ (著); BABジャパン (刊)
心にタッピング EFTエネルギー療法―思いやりの言葉 やさしい指から愛を感じる [単行本] /...

◇◇ まとめ ◇◇

人は「こう思われたら嫌だ〜。」というたくさんの怖れを持っていて、それが「あがり反応」「緊張反応」を作っています。

ですので、先にイメージの中で怖れている恐怖を体験して、その感情を解消してしまうと、

「そうなっても別にいいか〜。」という気持ちになっていきます。

そうすると、あがりや緊張の原因が無くなるので、反応が和らぐわけです。

よく、緊張しないためのアドバイスとして、「失敗してもいいという気持ちでやれ!」と言われることがありますが、

しかしこれまでは、そんな気持ちになるための方法は誰も教えてはくれませんでした。

失敗への怖れや不安の感情がそのまま身体に残っている状態では、「失敗してもいいや〜。」とは思えないものです。

まずは怖れと向き合って、その感情を全て解消する。

そうすると人は自然に「失敗してもいいや!」と思えるものなのです。

是非やってみてください。

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2012年09月28日

緊張、あがりは役立つ

こんにちは。

今日は生理学的な観点から「緊張」の機能に迫りたいと思います。

この記事を読み終わった頃には、「緊張」に対する思いが変わっていることと思います。

もしかしてたら、「緊張」に感謝しているかもしれません。

それでは始めましょう。

◇◇ 緊張には役目がある ◇◇

男性と女性を比較すると、男性の方が女性より緊張しやすい(あがりやすい)そうです。

その理由として、男性は太古の昔から敵と戦い続けてきたことでDNAレベルに緊張状態を作るメカニズムが刻まれているからだと言われています。

臨戦態勢になった時に、自動的に心臓の鼓動を早めて、脳や筋肉に血液を送り込み、戦うか逃げるか、どちらかの反応をするために普段以上に鋭敏な反応を作り出してくれるわけです。

つまり、緊張やあがりというのは、それ自体が役割を持った「機能」なのです。

実際にあがりや緊張には、役立つ面があります。

例えば私自身の例で言うと、人前で話したり、スピーチやプレゼンを教える場を持っているのですが、今でも人前に経つと若干の緊張を感じます。

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時には、手先や足先の力抜けているように感じる時もあります。

私は本職が心理療法家なので、催眠やNLPなどの様々なワークを使って自分の緊張反応はかなり改善してきましたが、それでもやはり少しは残ります。

ではこの緊張はいつかは完全に無くなるものかというと、そうではないと思っています。

おそらく、これは一生続くのではないかと思っています。

なぜかというと、その緊張には大切な役目があるからです。

人前に立ってお話しする時の私は、普段の倍以上、通常ではありえないレベルで頭を高速回転させています。

その瞬間瞬間の聞き手の表情に目を光らせながら、次にかける言葉がどんなものが最も適切であるか、

どんな声のトーンで、どんな姿勢で話すべきかを瞬時に判断しながら修正を加えつつ、

更に次に伝えないといけない内容を記憶から引き出し、気持ちと気迫を込めて相手に伝えるようとしています。

何重にも同時に思考や注意力を発揮しているわけです。

我ながら、すさまじい集中力だと思います。

そのような状態ですので、脳には普段以上の燃料が必要です。

脳の燃料は血液中の酸素とブドウ糖とアミノ酸ですから、頭に血液をどんどん流してあげる必要があるのです。

そんな緊急事態の時に、身体は手先や足先に血液を流している余裕があるでしょうか?

心臓はゆっくりと脈打っている余裕があるでしょうか?

そう、ゆっくりしていてはダメなのです。

心臓はドキドキと鼓動を早め、血液を高速で循環させて脳に送りこむ必要があるのです。

そして、脳は身体の中で最も上方にありますので、血液全体が「緊張」状態になります。

つまり身体のシステム全体が協力して、脳に燃料を集中して送り込んでくれているのです。

なんと、すばらしいシステムでしょうか。

これはスピーチで普段以上のパフォーマンスが上げるために、絶対に必要なことです。

だから、私のこの緊張は必要な「緊張」なのです。

ただ、周りから見ると緊張しているように見えないと思います。

それもわかります。なぜなら私は緊張しているけど、焦っていないからです。

ここが重要です。

◇◇ 意味付けが結果を左右する ◇◇

あがり症の方は、心臓がドクドクとして血液が上がってきて、手の力が抜けてくると、

「やばい! やばいぞ! あがっちゃダメだ!」と、頭の中で焦りが出てくるものです。

でも、私の場合は違います。

私はあがりや緊張が必要なことだと知っているので、手の力が抜けてくると、

「よし、スピーチモード完成! 今日も潜在意識は私を完全にサポートしてくれてるぞ!」と、自分を頼もしく思います。

ちょうど、孫悟空がスーパーサイア人になるようなもので、血流を一気に変化させて、スーパーな自分に変身しているのです。

これは欠点ではなく、大切な機能です。

その証拠に、緊張することで、最初に想定していた以上の名スピーチになることが、よくあります。その度に自分の潜在意識は凄いな!と感動します。

自動的に緊張状態を作って私をサポートしてくれるわけです。

このように緊張反応に対する最初の意味付けを変えることで、緊張はしても焦ることは無くなり、やがては緊張することでむしろ自信を持てるようになります。

(ただし、度を超えたあがり症、緊張症は、役立つはずのシステムが過剰反応して役立たなくなっている状態ですので、再教育する必要があります。それはまたいずれ。)

いかがでしょうか。

あなたは「緊張」というシステムに対して、あまりにネガティブな意味付けをすることで、「緊張」ではなく「焦り」を生み出していないでしょうか。

是非チェックしてみてください。


posted by S at 15:23| Comment(0) | あがり症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月11日

自意識過剰は克服できる

あがり症を克服するためのアドバイスとして、「自分に意識が向きすぎだ! 相手に伝えることを意識しろ!」
というのがあります。

要するに、聞いている相手に意識を向けることで、自意識過剰を止めろということです。

そう言うと、

「そんなこと言われたって・・・・。」

「それができたら、あがり症なんてなってないよ!!」

と、言いたくなりますよね。

でも、実はちょっとコツを掴むだけで、自意識過剰は止めることができます。

そのコツとは、

「スピーチの台本を書かない。」ということです。

えっ? と思われた方がいらっしゃるかもしれませんので、もう一度言いますね。

「台本を書かない。」

というのが、自意識過剰を止めるコツなのです。

これは意外に知られていないことです。

一般には、しっかり台本を書いて、話す内容の一言一句を決めた方が、緊張しないで済むように思われています。

しかし、話す内容を一言一句決めてしまうと、当日の場の雰囲気を考慮していないので、語感がなんとなく場にそぐわないような、浮ついたスピーチになり勝ちです。

そして、あがり症の方は、そのそぐわない感じを敏感に察知して、場違いな自分に焦ってしまって、余計に緊張するのです。

更に付け加えると、一言一句決めてしまうと、スピーチで話している間にあまり頭を使わなくて済むので、意識に余裕が生まれます。

そうすると、「上手くしゃべれてるかな〜。」というような余計なことに意識が向かい始めます。

これが自意識過剰の原因です。

私のクライアントさんのケースだと、人前でスピーチをするよりも、人前で本を朗読するほうが緊張して声が震えるとおっしゃる方が多いのですが、これも同じ原理です。

スピーチの方が言葉選びに意識をフルに使っている分、余計な不安に気を回すことができないわけです。

そして、最後の一点が大切です。

それは、記憶にアクセスするよりも、その場で言葉を紡ぎ出す方が自分の感情が乗る、ということです。

完全に準備してしまった言葉は、もう既に終わった言葉です。

それに感情を乗せるのはなかなか難しいものです。

下手すると、練習しすぎて、その言葉に自分が飽きてしまっている場合さえあります。

でも、その場で言葉を見つけて話すと、自然に自分の感情が乗るのです。

そして、そのメッセージに自分が入り込んで熱っぽくなってきます。

これが、とても大切な違いです。

一方は、感情を乗せるフリをしているのに対して、もう一方は、実際に今ここで引っ張り出した言葉と感情をライブで表していきます。

お客さんは今個々で言葉を紡ぎ出そうとするリアルな語り手と、同じ現場に立ち会います。

これが、スピーチが場を呑み込んで感動を生み出すエネルギーなのです。

だから、一言一句考えて行くというのは、エネルギーの入ってない抜け殻のスピーチをするようなものです。

では、どうしたらいいのでしょうか?

だからと言って、まったく準備しないわけにもいかないものです。

やっぱり練習もしておきたい。

そこで、以下の様な準備をしておきましょう。

@入り方と、終わり方(落としどころ)を決める。

A話の順番と、話すべきエピソードを決める。(メモを残す)

Bどのような言葉でつなぐか、何回か頭の中でしゃべってシミュレーションする。

C実際に見ぶり手振りを交えて、声を出して数回繰り返し練習しておく。


以上です。

ちょうど、コード進行だけ覚えておいて、後のメロディーはその場のかねあいで決める、JAZZセッションのようなものです。

そうすると、お客さんは、その人がその場で生の言葉を紡ぎ出し、感情と共に表出する現場のエネルギーに触れることができるのです。

それが人間の共振する力であり、スピーチの根元的な力なのです。

スピーチやプレゼンの際の、緊張対策として覚えておいてください。
posted by S at 01:24| Comment(0) | あがり症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月22日

場数を踏めば緊張やあがり症は治るのか?

あがり症の悩みで心理セラピーを受けに来られる方の中には、既に緊張やあがり症改善のための様々な対策を試した方が多いものです。

・呼吸法。

・メンタルリハーサル。

・話し方教室。

などなど。
特に、「緊張は人前に立つ場数を踏めば克服できる!」と思って、話し方教室に通われている方は多いものです。

では、それで克服でたのでしょうか?

場数を踏むことで、本当に緊張やあがり症は治るのでしょうか?

実はこれは、治る人もいれば治らない人もいるというのが正解です。

あがり症というのは、過去の緊張や失敗体験の記憶が原因で起こります。

だから、場数を踏んで成功体験を積み重ねていくと、失敗した記憶に成功体験が上書きされて行き、徐々にあがらなくなっていきます。

でも、せっかく場数を踏んでも、その練習の場で逆にあがってしまったら、失敗体験を上書きすることになるので、逆に緊張反応は強化されてしまいます。

つまり、

場数を踏むというのは、人前で話す実践の中で過去の記憶を上書きするチャンスなので、良い方向にも、悪い方向にも変化の可能性があるということです。

ですので、あがり症というほどではなく、ちょっと緊張しやすいくらいの症状の方であれば、話し方教室で徐々に馴れていけば、成功体験を積み上げることで改善していけます。

でも、本当のあがり症の方は、そんな生易しいものではなりません。

呼吸を整えようにも、身体がガタガタと震えてしまって本当にコントロールを失います。

前を見て喋ろうにも目が泳ぎ、声がふるえて、とても自分でなんとかできるものではありません。

ですので、こういった本格的なあがり症の方は、場数を踏むというアプローチはおすすめしません。

まずは催眠療法や系統的脱感作といった方法を使って、身体(潜在意識)にリラックスを覚えさせて行くことです。

そして、過去の緊張した体験の記憶も、イメージ療法で上書きしていくとどんどん症状が治まっていきます。

場数を踏むのは、それからにしましょう。


>>著者紹介 大阪・東京にて心理セラピーの実績は6000件。

>>心理セラピーであがり症を治す 公式ホームページはこちら
posted by S at 02:42| Comment(0) | あがり症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月17日

断言します。緊張、あがり症は克服できます。

はじめまして、こんにちは。

心理カウンセラー、催眠療法家のさはらと申します。

普段はうつ病や対人恐怖、トラウマなど、様々な心のお悩みに、催眠療法などを使って克服することを生業としています。

そんな私が、このブログを立ち上げたのは、人前での緊張(あがり症)対人緊張などで悩まれている方が思いの他多いことが分かったからです。

そして7年になるセッション経験の中で、緊張やあがり症は、1つの療法だけで直せるものではないけれど、いくつもを組み合わせれば、ほぼ確実に克服できると確信するに至りました。

人前でのスピーチなどで発動する緊張やあがりは、かなり確実に解消できます。

今のところ、例外はありません。

しかも、しっかりと手順を踏めば思っている以上に簡単です。

10年以上緊張性で悩んでらっしゃった方が、ほんの数週間で改善していかれます。

また人によっては1日のトレーニングで、翌日には人前に立った瞬間の身体の反応が無くて驚いたとおっしゃいます。

使うのはある特殊な練習方法と、催眠と、NLPと呼ばれる心理療法です。

これらを組み合わせて行った所、今のところ緊張が解消しなかった…という方はいらっしゃいません。

そこで、このブログでは、あがり症、緊張の原理や解決法を示して行きたいと思っています。

一人でも多くの方が、人前で話すことを楽しめるようになればと思います。

よろしくお願いします。

ラベル:あがり症
posted by S at 22:05| Comment(0) | はじめに | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

催眠とNLPのプロが教える緊張症・あがり症克服の7ステップ

プロフィール
名前:さはら
年齢:37才
性別:男性
職業:心理療法家・心理カウンセラー
一言:このサイトでは心理療法を使ったあがり症の改善法を提供しています。
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